マイコプラズマ肺炎 Mycoplasma pneumonia


マイコプラズマ肺炎と診断されたら、抗菌薬で治療していきます。肺炎マイコプラズマという微生物は構造が特殊なため、効果があるのは一部の抗菌薬(マクロライド系など)に限られています。服薬期間はおおむね1週間程度ですが、確実に除去するために、抗菌薬が処方されたら医師の指示に従って最後までのみ切ることが大切です。
また、マクロライド系などの抗菌薬が効かない耐性菌もいるため、症状が改善しない場合は別の抗菌薬を用いることもあります。さらに、呼吸困難が起きるほどに症状が強い場合は、入院してステロイド薬や酸素を投与するケースもあります。


マイコプラズマ肺炎など約20種類の感染症のデータと情報をお伝えします。新型コロナウイルスとインフルエンザや手足口病やヘルパンギーナなど。

マイコプラズマ肺炎の検査には、胸部聴診、血液検査、レントゲン、遺伝子・抗原検査、核酸検出法などが用いられます(病院の方針や設備によって異なります)。現在では、マイコプラズマ肺炎の迅速な確定診断法として、咽頭あるいは鼻咽頭ぬぐい液を使った遺伝子・抗原検査や、核酸検出法が用いられることが多くなっています。

マイコプラズマ肺炎にかかると、中耳炎を合併することがあります。中耳炎はかぜでも起こりますが、中耳炎に加えて咳が長引いている場合は、マイコプラズマ肺炎が疑われます。
また、まれにではありますが、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群など、重篤な合併症を引き起こすこともあります。

マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ肺炎)急増にあたり、その対策について ..

なお、マイコプラズマ肺炎の初期症状を、かぜと見分けるのは難しいものです。しかし、咳が1週間以上続くようなら、迷わず受診して医師に相談しましょう。一部の人は重症化することもありますし、マイコプラズマ肺炎を起こすと、その後の肺機能が低下することもあるため、長引く咳は放っておかずに治療を受けることが大切です。

新型コロナウイルス感染症のように、せきやくしゃみの飛散から感染が拡がる、いわゆる飛沫感染が主体です。潜伏期は2~3週間で、患者と濃厚に接する家族内、もしくは、職場内などの小集団でしばしば拡がりますが、インフルエンザのように短期間で地域での大規模な感染拡大が起こることは稀であるとされています。ただし、学校で流行を引き起こし易いことから、夏休み明けの新学期は要注意です。さらに子供が学校で感染し、家庭にもちこむことによる家族内感染事例も多く発生しています。

IDWR 2024年第35号<注目すべき感染症> マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎の潜伏期間は2~3週間と長く、ゆっくりと進行します。潜伏期間を経た後、まずは微熱程度の発熱、倦怠感、頭痛、のどの痛みなど、かぜに似た症状が現れます。幼児では、初期に鼻水、鼻づまりが出ることもあります。ただし症状が軽いケースでは発熱がない場合もあるなど、これら全ての症状が出るとは限りません。
数日で初期症状が落ち着くのと入れ替わるようにして、3~5日ほど経ってから咳が出始めることが多いのが特徴です。たんの絡まない乾いた咳が徐々に強くなり、解熱後も長く続きます。特に夜中から明け方にかけて激しく咳込むことがあり、寝苦しく感じる時もあるでしょう。途中からだんだん湿った咳に変わっていく場合もあります。

発熱や全身の倦怠感、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。また、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。

マイコプラズマ肺炎藤沢市の小児科・アレルギー科 湘南台あかちゃんこどもクリニック ..

マイコプラズマ肺炎の主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。感染力はそれほど強くなく、学校や地域で感染が拡大する速度は遅いのですが、長時間一緒に過ごす友人との間で感染したり、家庭内感染をしたりするなど、濃厚接触による感染が見られます。

●飛沫感染
発症者の唾や咳などに含まれた微生物を吸い込むことで感染します。

●接触感染
発症者の唾などの体液に触れたり、体液が付着したタオルやドアノブなどの物に触れたりして、その手で自分の口や鼻、目を触ることで感染します。

【文 献】
1)Cherry JD. Mycoplasma and Ureaplasma infection. In Textbook of pediatric infectious diseases, 4th ed. WB Saunders,1998. pp2259‐2286
2)Anonymous. マイコプラズマ肺炎. 病原微生物検出情報月報19巻2号、1998.


マイコプラズマ肺炎の症状や検査、感染力について【大人の症状も】

◆広島市のマイコプラズマ肺炎の最新情報は、以下のリンクからご確認ください。

インフルとマイコプラズマ肺炎の同時流行に注意 自覚しづらい症状も

◆広島県のマイコプラズマ肺炎の最新情報は、以下のリンクからご確認ください。

この記事では、マイコプラズマ肺炎の症状、診断方法、治療、予防対策を説明しています。症状の進行が緩やかで、咳や発熱などが特徴です。

マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器系の病気です。1年を通じて発生しますが、特に秋冬に患者が増加する傾向が見られます。

マイコプラズマ肺炎 (まいこぷらすまはいえん)とは | 済生会

県内におけるマイコプラズマ肺炎の最新の報告数は、以下のページをご覧ください。

マイコプラズマ肺炎の原因や症状、治療法について解説。マイコプラズマニューモニエという細菌が、気管や気管支から感染して起こる肺炎です。

栃木県内においては、2021年3月以降、マイコプラズマ肺炎の報告がほとんどない状況が続いていましたが、2024年夏頃から継続して報告が見られるようになり、第38週に大幅に増加しました。全国的にも、報告数が過去5年間の同時期と比較してかなり多い状況で推移しています。

【歩く肺炎】マイコプラズマって、いったいどんな病気? | 医師ブログ

千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉大学医学部臨床教授。公認心理師。千葉大学医学部関連病院勤務を経て、1998年千葉大学医学研究院小児病態学教官。2005年外房こどもクリニック開業(千葉県いすみ市)を経て、08年医療法人社団嗣業の会理事長、23年より「図書室のなかのクリニック」をコンセプトにした、こどもとおとなのクリニック パウルームを東京都港区に開業。日本小児科学会専門医・指導医。日本感染症学会専門医・指導医・評議員。日本遠隔医療学会理事。著書に『駆け抜けた17年』(幻冬舎)、『プライマリケアで診る小児感染症 7講』(中外医学社)、共著『最新感染症ガイド R-Book 2018-2021』(日本小児医事出版社)ほか多数。

新型コロナウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎の報告が続いています。 これらの ..


マイコプラズマ肺炎の定点当たりの報告数、年齢階級別の報告数を見ることができます。

今回は最近流行しているマイコプラズマ感染症についてお話させていただきます。 目次


確定診断には、患者の咽頭拭い液、喀痰よりマイコプラズマを分離することであるが、適切な培地と経験があれば難しいことではない。しかしながら早くても1 週間程度かかるため、通常の診断としては有用ではない。近年迅速診断としてPCR 法が開発されており、臨床的に有用性が高いが、実施可能な施設は限られている。
臨床の現場では血清診断でなされることが多い。補体結合反応(CF)、間接赤血球凝集反応(IHA)にて、ペア血清で4倍以上の上昇を確認する。単一血清で診断するには、それぞれ64倍以上、320倍以上の抗体価が必要である。近年、粒子凝集法(PA )、蛍光抗体法(IF)あるいは酵素抗体法(ELISA)によるIgM、IgG抗体の検出も可能となっている。

新型コロナウイルス感染症※, 報告数, 43, 流行なし, 43, 765, 警報レベル:14 ..

日本呼吸器学会を含む5学会から合同で「マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ肺炎)急増にあたり、その対策について」の提言が出されました。マイコプラズマ肺炎に関する一般の方及び患者向けへの啓発・説明並びに医療者向けの留意点が示されましたので、一般の方向けの情報について一部を抜粋してお知らせします。

群馬県内の最新の動向 2025年第1週(12月30日~1月5日)

潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などである。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳であるが、経過に従い咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続く(3~4週間)。特に年長児や青年では、後期には湿性の咳となることが多い。鼻炎症状は本疾患では典型的ではないが、幼児ではより頻繁に見られる。嗄声、耳痛、咽頭痛、消化器症状、そして胸痛は約25%で見られ、また、皮疹は報告により差があるが6~17%である。喘息様気管支炎を呈することは比較的多く、急性期には40%で喘鳴が認められ、また、3年後に肺機能を評価したところ、対照に比して有意に低下していたという報告もある。昔から「異型肺炎」として、肺炎にしては元気で一般状態も悪くないことが特徴であるとされてきたが、重症肺炎となることもあり、胸水貯留は珍しいものではない。
他に合併症としては、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群など多彩なものが含まれる。
理学的所見では聴診上乾性ラ音が多い。まれに、胸部レ線上異常陰影があっても聴診上異常を認めない症例があり、胸部レ線検査が欠かせない。胸部レ線所見ではびまん性のスリガラス様間質性陰影が特徴とされてきたが、実際には多いものではなく、むしろウイルス性、真菌性、クラミジア性のものに多いと報告されている。マイコプラズマ肺炎確定例では、大葉性肺炎像、肺胞性陰影、間質性陰影、これらの混在など、多様なパターンをとることが知られている。血液検査所見では白血球数は正常もしくは増加し、赤沈は亢進、CRP は中等度以上の陽性を示し、AST 、ALT の上昇を一過性にみとめることも多い。寒冷凝集反応は本疾患のほとんどで陽性に出るが、特異的なものではない。しかしながら、これが高ければマイコプラズマによる可能性が高いとされる。

マイコプラズマ感染症の多くは、いわゆる風邪と見分けのつかない症状で、約1週間程度の経過で治癒します。

千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉大学医学部臨床教授。公認心理師。千葉大学医学部関連病院勤務を経て、1998年千葉大学医学研究院小児病態学教官。2005年外房こどもクリニック開業(千葉県いすみ市)を経て、08年医療法人社団嗣業の会理事長、23年より「図書室のなかのクリニック」をコンセプトにした、こどもとおとなのクリニック パウルームを東京都港区に開業。日本小児科学会専門医・指導医。日本感染症学会専門医・指導医・評議員。日本遠隔医療学会理事。著書に『駆け抜けた17年』(幻冬舎)、『プライマリケアで診る小児感染症 7講』(中外医学社)、共著『最新感染症ガイド R-Book 2018-2021』(日本小児医事出版社)ほか多数。

マイコプラズマ肺炎について

肺炎マイコプラズマという病原体に感染することで発症します。咳や発熱を主症状とし、小児や若者の患者が多く報告されています。
潜伏期間は、2~3週間です。髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。
感染経路は飛沫感染であり、症状のある人の咳のしぶきを吸い込んだり、症状のある人と身近で接触したりすることで感染するといわれています。
家庭内、学校や職場などの施設内でも感染が広がる可能性があります。

マイコプラズマ肺炎にご注意ください!

例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。

マイコプラズマ肺炎について

マイコプラズマ感染症は、マイコプラズマという細菌による感染症で、様々な症状をきたします。現在、流行しているマイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)と呼ばれる菌による呼吸器感染症で、一般的な肺炎と異なり、学童期から成人にみられ、高齢者には少ない感染症です。ほとんどが軽症で、自然に治ることもありますが、ごく稀に重症化することがあります。
以前は、4年に一度のオリンピック開催年に定期的に流行していたため「オリンピック肺炎」と呼ばれていたこともありますが、最近はその傾向はなくなりました。2020年に新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まってから今年になるまで、大きな流行は確認されていませんでしたが、現在の流行は最後に流行した2016年の流行を超える流行となっています。