不安な方はクリニックの医師やカウンセラーと相談して治療を行いましょう。


不妊症の検査中に精子が少ないことがわかった場合、フィナステリド(プロペシア®)を飲んでいる方は、中止すると精子数が回復するようです。


プロペシアによる精液量減少は、発生頻度は高くないものの多くの男性が懸念する副作用の一つです。 プロペシアの体内での働き

これまで、2回にわたって、若年の健常者では低用量、および通常量のフィナステリドやデュタステリドを内服しても、精子数や精子運動率といった精液所見に問題になるような悪影響はなかったという論文を紹介しました(、)。
もともと精液所見が良いので、少しぐらい悪化しても基準値内におさまるという結果でもありましたが、不妊症になるかどうかは不明です。今回ご紹介する研究では、後ろ向きの検討となりますが、男性パートナーが不妊外来を受診した際にAGA治療薬として5α-還元酵素阻害薬であるフィナステリドを飲んでいた場合、どう対応したら良いかについての有用な情報を提供してくれています。生殖医療に携っているものとしては、日々遭遇する状況です。

論文の要旨:
この研究の目的は、フィナステリドの内服を中止した後に、精液所見がどの程度改善するかを検討することです。
不妊症の評価のために受診した男性の診療情報を集めているデータベースから、精液所見や性ホルモンの値を抽出し、フィナステリドの中止前後の変化を解析しました。対象は2008年から2012年の男性症例です。
結果は以下のようになっていました。データベースに登録された4400名の男性患者のうち、27名(0.4%)が男性不妊症の評価のための受診当初にフィナステリドを内服していました。内服期間は平均57.4ヶ月でした。また、内服用量は1日平均1.04mgでした。フィナステリド内服中止後、平均の観察期間6.45ヶ月の間に、平均11.6倍の精子数増加を認めていました。高度乏精子症(精子数
結論としては、フィナステリドは低用量であっても症例によっては精子数の減少をきたす原因となっている可能性がある、としています。このように男性不妊症とされるような方の場合は、フィナステリド中止によって多くの症例で、精子数が劇的に改善しました。ホルモン値や精子運動率、精子形態は有意な変化はありませんでした。精子数が低下している男性においては、フィナステリドは中止すべきであると同時に、挙児希望の男性の場合はフィナステリドの使用に注意が必要です。

精液減少・勃起不全〔抑うつ〕気分の落ち込みなど抑うつ状態など ..

前の2回では、健常者を対象とした研究を紹介してきましたが、今回の論文は男性不妊症を対象としたものです。フィナステリド中止により劇的に精子数が上昇しています。この研究では乏精子症での改善が主に報告されていますが、精子数が15x106/mLと基準値内の症例でも精子数が3倍以上に増加していました。泌尿器科医師で生殖医療に関わっているものでは、この研究でのフィナステリドや、あるいはもっと強力な5α-還元酵素阻害薬であるデュタステリドを内服しているかどうかを常に確認し、内服していた場合は中止をお願いすることが一般的になっています。今回の研究は海外の検討ですが、我が国からの症例報告もあります(Chiba K et al., Fertil Steril 2011)。この症例は5年前に不妊治療専門のクリニックで乏精子症を指摘されていましたが、不妊治療はしていませんでした。1年前からAGA治療薬としてフィナステリド1日1mgを内服していましたが、再び乏精子症を指摘され、初めて男性不妊症外来を受診しました。その時点ではほとんど精子を認めず、無精子症に近い状態でしたが、フィナステリド中止後16週で精子数10x106/mLを超えるまでに改善しました。つまり、顕微授精が必要な状況から、人工授精が可能なレベルまで改善したということになります。適切な対応であったと思われます。
AGAは男性としては深刻な問題で、フィナステリドやデュタステリドを内服している方は高いお金をはらって治療しています。やめることをお勧めしてもなかなかご理解を得られない場合もありますが、子作りをする場合は、この薬剤のメリット(髪の毛が増える、前立腺癌予防)とデメリット(精子数が減る、持続的な男性機能障害がおきる、薬剤費がかかる、体外受精や顕微授精などより奥様の負担となる治療が必要になるといったリスクがある)をよく考えていただく必要があります。また、男性パートナーの方も早めに泌尿器科の専門医を受診して、検査や必要な治療、アドバイスをうけることが重要です。
3回にわたって5α-還元酵素阻害薬であるフィナステリドとデュタステリドと不妊症について、解説いたしました。若い健常者で精液所見が問題ない男性であれば、これらの薬剤の影響はあまり考えなくてもよいですが、若くても子供を作りたい場合や精液所見が悪い方は内服を避けた方がよいと考えられます。一方で、妊娠や生児獲得までのデータはありません。結局明確な結論はでませんが、男性不妊の場合には、原因は複数あることが多いので、できることはなんでもしていただくことが元気な赤ちゃんを授かることにつながります。ご参考になれば幸いです。

亀田メディカルセンターでは男性不妊外来を開設しております。
泌尿器科専門医・指導医、生殖医療専門医の小宮顕部長が担当します。
当院のもご参照ください。

【AGA治療薬】プロペシア(フィナステリド)とは?効果や副作用


デュタステリドは、代表的なAGA治療薬の一つです。デュタステリドの特徴や他のAGA治療薬との違い、注意すべき点、治療期間と費用などについて紹介します。


AGA治療薬を通販サイトなどで個人輸入することを検討される方へ。以前は安価で治療薬が入手でき、便利な選択肢とされていました。しかし、近年では個人輸入のメリットが薄れ、リスクが増加しています。この記事では、安全性や利便性の観点から、個人輸入の現状とデメリットについて解説し、よりよい選択肢をご提案します。

フィナステリドの使用は前立腺癌のリスクを有意に減少させる。婦人科は知られて ..


AGA治療薬のフィナステリド・プロペシアは医師の処方が必要です。個人輸入による通販での購入にはリスクがあります。これらの薬を安全かつ便利に入手する方法や、通販で購入する際のデメリットとリスクについて医師が詳しく解説します。

フィナステリドは安全性が確認されている薬ですが、妊活中となると妊娠や赤ちゃんへの影響が気になるものです。


3)に関しては海外試験成績で精液中に検出されたフィナステリド量は投与量の ..

本記事では、フィナステリドが妊活や子作りに与える影響をわかりやすくまとめました。男性・女性それぞれの注意点も解説するので、妊娠を希望する方は最後までお読みください。

最近薄毛治療でフィナステリドを飲み始めましたが勃起不全などのよく

男性型脱毛症(AGA)の治療薬として多くの方が使用しているプロペシアですが、「精液量減少」という副作用があるかも、と聞くと、服用を検討する方にとって気になるポイントでしょう。

男性ホルモンが不足する事によって精液量が減少したと考えられますが、明確な精液量減少のメカニズムは分かっていません。 ..

男性型脱⽑症患者にフィナステリド1mgを1⽇1回6週間経⼝投与した時の精液中への移⾏量は極めて微量(投与量の 0.00076%以下)であった。

AGA治療薬のフィナステリドには副作用のリスクもある フィナステリドの主な副作用としては、男性機能の低下があげられています。

プロペシアの使用によって実際に精液量が減少する可能性があるのか、その発生頻度や実態、服用前に確認しておきたいポイント、副作用を防ぐための対策を医療的観点から詳しく解説します。

[PDF] フィナステリド錠0.2mg「NIG」 フィナステリド錠1mg「NIG」

プロペシアによる精液量減少は、発生頻度は高くないものの多くの男性が懸念する副作用の一つです。

フィナステリドを服用中に注意すべき副作用や、フィナステリド ..

精液から女性の身体に影響を及ぼす薬はほんの一部で、そこにフィナステリドは含まれません。したがって、妊活中もフィナステリドによるAGA治療は継続できます。

医療用医薬品 : フィナステリド (フィナステリド錠0.2mg「TCK」 他)

男性不妊の原因は、勃起不全や射精障害だけではない。「精子の数が少ない」「精子の動きが悪い」「精索静脈瘤などの疾患がある」「精管が詰まっている・欠損しているなど、精子の通り道に問題がある」といった精液に関わる原因もある。
「精力と妊娠力は違う。精液検査を受けないと自分がどういう状態かはわかりません」
精液検査には、自宅で精液を採取して医療機関に持ち込む方法と、医療機関で採取する方法がある。恥ずかしさから自宅採取を選ぶ人もいるだろう。しかし、精子の動きは気温の変化などの影響を受けやすく、採取から検査までの時間ロスが生じる自宅採取では、正確な判定ができない。
「医療機関に行く時間がない人もいるでしょうから、1回目は自宅採取でもいい。しかし、もし精子に問題が見られれば、医療機関で採取して検査を受けてください。場合によっては、2回以上行うこともあります」
男性の性機能を専門にするのは泌尿器科。精液検査だけなら産婦人科でも行っているところはあるが、専門外だ。
そのため、精子に問題があっても、男性不妊の原因を調べて治療を行うことをせず、人工授精、体外受精という「女性側の治療」に進むことが少なくない。
「男性不妊でも、最終的には女性の心身に負担をかける体外受精になります。しかし、その前に男性側の問題を解決することで、体外受精にまでいかずに妊娠に至るケースがある。体外受精の成功率も高めます」
だから、男性不妊が疑われるなら泌尿器科。ただし、泌尿器科ならどこでもいいわけではない。

[PDF] 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬 男性型脱毛症用薬 フィナステリド錠

妊活中の生活習慣についてはパートナーとよく話し合うことが大切です。相手の不安を軽減したいという気持ちから、妊活中は休薬をする患者様もいます。

フィナステリドの服用によって下記副作用が生じる可能性があると報告されています。 ..

DHTは男性型脱毛症の主要な原因物質で、プロペシアがDHT生成を抑えることで、薄毛の進行を遅らせます。

気をつける薬について | 不妊鍼灸は鍼灸サロンRicca【東京・白金】

フィナステリドは妊娠に影響を与えないとお伝えしましたが、一つ留意すべきこともあります。

【医師監修】 AGA治療薬で性欲減退やEDに? 副作用とその対処法

一方で、DHTは精液生成にも関与するため、その減少が精液量に影響を与えます。

フィナステリドの精液への成分移行 – AGA治療のリブラクリニック

泌尿器科の疾患には前立腺がんやLOH症候群(男性更年期)などもある。男性不妊の専門外では、精液検査にその場で対応していない場合もあり、別の検査機関に送られるので正確に調べられない。男性不妊治療を掲げる医療機関を探して受診すべきだ。
男性不妊は「精液検査→精子に問題があれば原因追求」と進む。原因が精索静脈瘤やホルモン分泌異常ならそれらの治療、精子が精液に見当たらない「無精子症」なら精子の通り道に問題があるかを調べ、それぞれに応じて、精巣から精子を採取する手術「TESE」や「micro-TESE」などが検討される。
無精子症は1回の検査では不十分。少なくとも2回以上、できれば3回以上繰り返すべきであることもしっかり押さえておきたい。
精子の状態を良くするには、「正しい生活習慣」が重要なのは容易に想像がつくだろう。しかし、本人が気づかないうちに精子に悪影響を与えていることがある。
「男性型脱毛症の治療に用いるフィナステリド(薬名:プロペシア)は、精子を作る能力を衰えさせます。男性ホルモンの補充療法も、同じ結果を招く。市販の精力剤には男性ホルモンが入っていることもあるので、確認した方がいい」
フィナステリドは、服用をやめれば精子を作る能力が復活する。
読者には自身に当てはまる場合と、「孫がなかなか生まれない」という場合とがあるだろう。それはもしかしたら・・・。

AGA治療薬の副作用について ~性機能障害関連~ – 南青山 皮膚科

精液量減少の主な原因は、DHT減少に伴う前立腺の縮小です。前立腺は精液の主成分を生成する器官ですので、機能低下が精液量減少につながります。

プロペシアとは、一般名フィナステリドと呼ばれ米国メルク社が開発し、現在すでに ..

それは、フィナステリドの副作用の一つに「男性機能の低下」がある点です。男性機能の低下には性欲減退や勃起機能不全(ED)、精液量の減少などがあげられます。

フィナステリド(プロペシア)の副作用; デュタステリド(ザガーロ)の ..

さらに、精液生成に関与する精嚢や精巣上体などの生殖器官も、DHT減少の影響を受けます。