第一選択薬はアモキシシリンまたはクラブラン酸カリウム・アモキシシリン


グラム陽性菌、グラム陰性菌、非定型肺炎の原因菌など幅広い菌に対して静菌的な抗菌活性を持つ薬剤です。一部のMRSA、梅毒を含む性感染症、リケッチア症、ブルセラ症の治療にも効果があり、外来治療に便利と言えるでしょう。
歯牙色素沈着・軟骨形成などの副作用があり、小児・妊婦・授乳婦には禁忌です。


オーグメンチン(CVA/AMPC)+アモキシシリン(AMPC)、セファレキシン(CEX).

腸管吸収率は悪いですが、一度組織内に移行すると有効濃度が長く維持される薬剤です。
性感染症、非定型肺炎、猫ひっかき病など、長期連用しないような状況で使用することが多い薬剤です。

第4世代のキノロン系です。嫌気性菌に対するカバーも広がっている薬剤です。肝代謝の薬剤で尿路への移行は悪いため尿路感染には使用できません。欧州では肝障害による死亡例が問題となったこともあります。

・第1世代のセファレキシンと比較すると、血清病様反応の頻度が高い。 Page 30 ..

第2世代キノロン系の薬剤です。
緑膿菌を含むグラム陰性桿菌への抗菌活性は強いですが、グラム陽性菌や嫌気性菌への抗菌活性は低いです。緑膿菌に対する活性はキノロン系でもっとも高いです。

GMに耐性がある場合に選択することが多い薬剤です。腸球菌に対するシナジー効果はありません。
非結核性抗酸菌症の治療に用いることもあり、最近肺MAC症に対しては吸入薬が本邦でも承認されました。

経口βラクタム剤の使い分け[アモキシシリン・セファレキシン・セフカペン] ..

膿痂疹、蜂窩織炎
多くは黄色ブドウ球菌が原因。黄色ブドウ球菌はペニシリン系耐性が多いため、セファレキシン(第1世代セフェム系抗菌剤)が第一選択薬。外用薬(塗り薬)のうち、ゲンタマイシンは耐性(効かない)と言われている

胃腸炎
:カンピロバクター、サルモネラ菌などが原因。前者はクラリスロマイシン、後者はホスホマイシンが効くが、「抗菌剤適正使用」の点から「軽症には抗菌剤不要」とされている。

【抗菌薬 Q&A】腎機能調整が必要な抗菌薬まとめ:肝代謝?腎代謝?

中耳炎
肺炎球菌、インフルエンザ菌が主な原因。第一選択薬はアモキシシリンまたはクラブラン酸カリウム・アモキシシリン

咽頭炎
溶連菌しかありません。第一選択薬はアモキシシリン(ペニシリン系抗菌剤)


剤です。セファレキシンは、アモキシシリンと同様に安全性が確認されているう

ファロム(ペネム系抗菌剤)
:重症(院内)感染のときの第一選択薬(上述「難治性細菌への抗菌剤」「切り札、伝家の宝刀的な薬」)。当院では、まず使う場面がありません。 (伝家の宝刀は抜かない、のがよいと考えます)

アモキシシリン/クラブラン酸(AMPC/CVA)/6 ピペラシリン(PIPC)/7 ..

レンサ球菌・市中のグラム陰性桿菌への活性が高い抗菌薬です。
本邦ではMSSAの第一選択薬になります。内服薬のCEXは、外来での皮膚軟部組織感染症や尿路感染症の治療に便利な薬剤です。

アモキシシリン・クラブラン酸(クラバモックス®)で対応ができると考え ..

PIPCにβラクタマーゼ阻害薬(TAZ)を配合した薬剤です。
ABPC/SBTとの違いは、耐性傾向の強いグラム陰性桿菌への抗菌活性です。院内発症の感染症や免疫不全者の感染症で、緑膿菌などのグラム陰性桿菌や嫌気性菌を確実にカバーしたい場合に使用すべき抗菌薬ですが、濫用は慎むべきでしょう。

た場合は,オーグメンチン(クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水

青カビから分離された天然抗生物質です。
スペクトラムは狭域ですが、レンサ球菌・髄膜炎菌への強力な活性を持つ「切れ味のよい」抗菌薬です。
半減期が短いため、数時間ごとの点滴もしくは持続点滴で投与します。また、欧米では梅毒治療の第一選択であった筋注用製剤が2021年に日本でも薬事承認され、使用できるようになりました。

では、アモキシシリン、オーグメンチン等のペニシリン製剤とセファレキシン、セファク

ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)や耐性傾向のインフルエンザ桿菌(BLNAR)にもスペクトラムがある薬剤です。
これらの菌を標的としたCOPDの急性増悪、中耳炎・副鼻腔炎などが適応になります。ただし、腸管吸収率はきわめて低く(10-25%)、頻用されることによる第3世代セフェム系注射薬の耐性化が問題となるため、症例を選んで使用するべき薬剤です。

経口薬:CEX(セファレキシン)AZM(アジスロマイシン)LVFX(レボフロキサシン)AMPC(アモキシシリン) ..

抗菌薬には非常に多くの種類があり、覚えたり使い分けたりするのに苦心するものです。今回はそんな抗菌薬のうち。特徴や注意点を系統ごとに分けて解説していただきました。

(PCG),クラブラン酸・アモキシシリン(C/AMP),セ ..

例えば、喉の急性細菌性咽頭炎(ほとんど溶連菌が原因)と急性細菌性中耳炎(主に肺炎球菌、インフルエンザ菌が原因)は、どちらも抗菌剤アモキシシリン(当院はワイドシリン)が第一選択薬です。効果の関係から、前者と診断したら処方量を「体重あたり30mg/日」、後者でしたら「体重あたり40-50mg/日」と変えています。

[PDF] 小児呼吸器感染症(鼻副鼻腔炎も含めて) に対する抗菌薬の適正使用

#本稿に関して開示すべきCOIはありません。 抗菌薬適正使用と加算 薬剤耐性菌の拡大は日本全体ならびに世界の課題であり、薬剤耐性菌対策として抗菌薬の適正使用が求められている。全国抗菌薬販売量(defined daily doses換算)において、2022年時点で内服薬は注射薬のお…

◎アモキシシリンの主な代替薬はセファレキシン、マクロライド系抗菌薬、クリンダマイシンである。 2021年3月5日

静注抗菌薬から経口抗菌薬へ変更する際の要点について述べてきました。この領域はまだまだ未解決な問題点が多く、安易な臨床応用を行うことは注意しなければいけません。患者の感染巣、原因菌、背景疾患などを考慮した上で経口抗菌薬の適応を決める必要があり、難しい判断を求められますが、今後多くの可能性を秘めた領域でもあります。静注抗菌薬の適正使用を意識しなければいけない今だからこそ、経口抗菌薬に目を向ける必要があるのではないでしょうか。

血中濃度が上がりやすい投与方法を選択! セファゾリン>>セファレキシン ..

同様に、経口薬スイッチの研究が増えてきた感染症に骨・関節の感染症があります。この領域においても、静注抗菌薬で4-6週間といった長期間の治療が行われる傾向がありますが、慢性骨髄炎のメタアナリシスでも、経口抗菌薬に対して静注抗菌薬の優位性は示されませんでした[17]。2019年に発表されたOVIVA trialは、骨・関節感染症に対する経口薬スイッチの非劣性を示した研究です[18]。被験者は、術後または保存的治療開始後7日以内に無作為化され、最低6週間まで経口抗菌薬または静注抗菌薬で治療されました。1年後までの経過観察を行い、結果は経口抗菌薬が静注抗菌薬に対して非劣性であり、カテーテル関連の合併症は経口抗菌薬群で少ないというものでした。こうした研究からは、従来静注抗菌薬で治療した疾患においても、経口薬スイッチが成功する場合があることが示唆されています。

[PDF] 2.高齢者における抗菌薬の考え方,使い方 経口薬編

近年は、従来静注抗菌薬が治療の中心であった複雑性感染症においても、経口抗菌薬へのスイッチを検討した研究が増えてきています。IEに関しては、Al-omariらの総説によると、後ろ向きに経口抗菌薬の有効性を検討した研究がありますが、左心系と右心系の心内膜炎が区別されていないなど、現実への適用にはいくつか課題のある内容でした[15]。

セファレキシン, トフレックス(ケフレックスジェネリック), セファデックス ..

そうした中、左心系IEに対する経口薬スイッチを検討した多施設ランダム化割付研究(POET trial)が2019年に発表されました[16]。経口抗菌薬群は、最低10日間の静注抗菌薬治療後に経口抗菌薬にスイッチするというもので、複合アウトカムでは両群間に差がありませんでした。この研究では原因菌にStreptococcusが多く、この結果を他の原因菌によるIEに容易に一般化できるものではありません。しかし、4週間以上の長期間治療を必要とすることが多い疾患なだけに、経口抗菌薬での治療という選択肢が増えることは重要であると思われます。

画像, クラビリン, ジスロマックジェネリック(ジスリン), アモキシシリン.

現在、 S. aureus菌血症は静注抗菌薬での治療完遂が推奨される感染症であり、疾患の重症度を考えると治療適応の判断には慎重にならなければいけません。しかし、今後状況を限定すれば、経口抗菌薬に変更して治療を行える可能性はあるでしょう。

のは、原則としてA群β溶連菌による咽頭炎で、その治療は原則としてアモキシシリンで行う。 ..

欧州臨床微生物・感染症学会(European Society of Clinical Microbiology and Infectious Diseases; ESCMID)の会員を対象に、血流感染症でIDSAガイドラインがどの程度遵守されているのか調べた報告があります[14]。この報告では、専門家の1/4が治療後10日目以降で経口抗菌薬への変更を行うと回答しており、少数ですが治療開始後48-72時間以降での変更を考慮するという回答もあります。各国で事情は様々でしょうが、現場では意外に早期から経口抗菌薬にスイッチされている可能性があります。

・セファレキシン(持続性製剤)1回500mg~1000mg 1日2回(ペニシリンアレルギーの場合)

グラム陽性菌、特に S. aureusの菌血症で経口抗菌薬への変更は可能なのでしょうか。IDSAガイドラインでは、カテーテル関連血流感染症(catheter-related bloodstream infection; CRBSI)や感染性心内膜炎(infective endocarditis; IE)など、特定の感染症について治療期間を定めていますが、一般的に長期間の静注抗菌薬の治療が想定されています。とはいえ、現実的には患者の状況によって、こうした感染症でも経口抗菌薬を検討しなければならない場面はあります。